Francesco Scognamiglio は1975 年ポンペイ出身。1998 年に ナポリ デザインカレッジを卒業後自身のブランドを設立。彼のキャリアは1994 年に出会ったドナテラ・ベルサーチとの交友関係に始まり、そして1999 年まで彼女と仕事を共にする。

2000 年7 月に彼のデビューとなる初のクチュールコレクションを発表。ショーはローマのバルベリーニ宮殿のホールで行われ、イギリス人ロックバンド、スカンクアナンシーによる生演奏を起用するなどロックミュージックと古典的な雰囲気の融合をつくり上げ、モデルにはトップモデルのマリアカルラ・ボスコーノを起用。2001 年3 月にミラノウィメンズファッションウィークでデビューを果たし海外ジャーナリストからの高評価を受け、大成功を収める。
魅惑的で優美、グラマーの象徴であり、そして高級感あふれる女性像を表現し、コレクションごとに新しい生地、ラインや形には大胆でありながらも現代的な女性と調和のとれたデザインの取り組みをし続けている。2002 年10 月イタリアメンズブランド Verri の初のウィメンズコレクション発表に向けクリエイティブディレクターに就任。1 月メンズファッションウィーク期間中にコレクション発表。
2008 年8 月イタリアブランドAllegri のスペシャルプロジェクト“01.01.09”のクリエイティブディレクターに就任しウィメンズ、メンズコレクションを3 シーズン、デザインを手がける。

Bergamo Kabi Srl のプライベートブランドとのパートナーシップ契約し2008 年春夏プレタポルテコレクション制作。彼の最もコンセプチュアルなスタイルと精密な仕立ての手法、そしてブランドの特色特徴を表現し、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、そして中東やアジアをマーケットに展開。

数年続けてきたライセンス契約の後、2014 年春夏コレクションから自身の会社を設立。「これからは全てのディテールにおいて自分自身が表現される。これが自分のキャリアの3 段階目となり、その中でも一番重要である。」と語っている。

彼の才能はマドンナ、ビヨンセ、レディー・ガガ、リアーナなど数々のスターが認め好んで着用しています。2016年MTV Video Music Awardsではビヨンセが彼の初となるオートクチュールのドレスで登場し話題になりました。

2016年A/Wパリでオートクチュールコレクションデビューをしました。技術革新と職人芸を重んじるイタリアの素晴らしい伝統技術をパリで披露することはブランドの新たなステップになることでしょう。